希望条件に合った土地探し

土地を購入する場合、希望条件に合った土地を探す必要があります。チェックすべきポイントはいくつかあるため、確認しておくと良いでしょう。まずは周辺環境について調べておくべきです。

近くにある駅や病院、近隣商業地域などを見ておきましょう。現在の状態だけでなく、今後できる予定の施設なども調べておくのがおすすめです。老後のことなどもありますし、住みやすい地域かどうかを確認しておきましょう。

日本は地震が多いので土地の地盤なども気になる部分です。埋立地は地盤沈下や液状化などのリスクがあるので注意しましょう。洪水や台風といった災害が発生することもあるため、ハザードマップの確認も重要です。

地域によっては法律や条例により、その土地に建てられる家のさまざまな条件が決まっていることもあります。まずは建築協定というものを確認しておきましょう。これは敷地の最低面積や建築物の用途、建築物の階数、建築物の色彩といったものを細かく規制できる協定です。建築協定によって統一的な街並みが掲載されるため、環境が保全されるということです。

建築協定でにはさまざまな制限があります。理想の注文住宅を設計して建てたいという場合、障害となるような制限がないことを確認しましょう。地区計画の場合は都市計画の手続きが必要となりますが、建築協定は住民の合意とだけで設定できることも特徴です。

建築基準法では用途地域により、建築できる建物と建築できない建物が決まっています。用途地域は住居と商業施設、工業地帯が混在することにより、利便性が損なわれることを防ぐために制定されたものです。主に住居地域と商業地域、工業地域という3つの種類に分類することができます。

住宅地と商業地の二つの特徴を持つ第一種住居地域と第二種住居地域について確認しておきましょう。第一種住居地域や第二種住居地域の場合、高さ制限などは特にありません。日当たりや日陰などの制限は厳しくないため、密集したエリアでさまざまな建物が混在しています。住居専用地域と異なり、住宅の近くにも店舗や飲食店、事務所といった建物があることが特徴です。

条件によっては工場が建てられる可能性もあります。その場合は床面積や危険性の有無などが重視されるため、あまり心配しなくて良いでしょう。第一種住居地域と第二種住居地域の違いはほとんどありませんが、第二種住居地域ではパチンコ屋やカラオケ店などの施設も建てることができます。